能勢名物「くれべのでっちようかん」
製造元が平成31年3月末で廃業されるそうです。
能勢のおみやげとして定番の「でっちようかん」。お値段もリーズナブルで何かと重宝したのです。
いろんな方に喜んでいただきました。本当にありがとうございました。
感謝の気持ちをこめて、まとめてみました。
暮部菓子店の2代目の暮部市太郎さんが100年ほど前に作り始めた。
「この撹はんが大変で、機械を考案したのが昭和30年ごろ」と3代目の忠良さん。「暖かいと、水分が出て、食感が損なわれる」と4代目、克彦さんは話し、「寒い日ほどよく売れる。よく冷やして、おこたの中でツルンと食べるのがいい」と教えてくれた。
…100年の歴史があるんですね。攪拌する機械も3代目が考案されたとか。すごい!
丁稚でも買うことのできる安い羊羹だからでっちようかん
羊羮を作る際「出汁」(でじる)に、工程からの「でっちる」の意味が重なり、「上り羊羹」の手前の意味で羊羮としては半人前っていう「丁稚」と、「安価であるので奉公していた丁稚が里帰りの時に土産にできる」等の「丁稚」の意味が重なっと伝えられてるらしいッス。
…名前の由来は諸説あるそうです。
材料は、砂糖、小豆、寒天、これだけ。
くれべのでっちようかんは季節限定。11月~3月しか製造されていません。
甘さ控えめ、寒天で固めたあっさり羊羹です。
材料は、砂糖、小豆、寒天、これだけ。
なんてシンプルなんでしょう!
↑プラス能勢の美味しい地下水ですね。
コンビニでも売っていたでっちようかん
販売終了のお知らせが貼ってあります。
平成31年3月31日でくれべが廃業するのに伴い、ミニストップでも取扱が終了するとのこと。
残念ですが、仕方ない。
↑西多田のミニストップ。割と広いスペースを確保して販売されていましたね。
↑今後はこちらのでっちようかんが定番となりそう。
↑物産センターで買うことができます。
亀岡でも名物だった「でっちようかん」
皆さん、お待たせしました‼️
亀岡名物『でっち羊羹』を、本日より発売です!
寒い日、お鍋や晩酌の後冷やしていただくと一層美味しくいただけます、
販売期間は、本日より来年3月末までですので、よろしく❗️(^_^)
…亀岡でも名物だったんですね!
…猪名川町でも名物だそうです!
「でっちようかん」のルーツはどこなのか?
創業は文久三年(1863年)。砂糖問屋「綿伍」に奉公していた初代小川与惣松が暖簾分けを許され、主家の一字を頂き「綿与」という店を、ここ、近江八幡の地に開いたのがその始まりです。
…各所で名物になっている「でっちようかん」
無粋かな…と思いつつもルーツが知りたくて「でっちようかん 発祥」で検索して出てきたのがここ。
創業150年なら確かに50年早いということになりますが…。
京都滋賀の「でっちようかん」は全く別のものらしい
同じ「丁稚羊羹」の名前でも、京都や滋賀を中心に作られる竹の皮で包んだ蒸し羊羹とは全く異なるものだ。同タイプの丁稚羊羹はこの辺りでは、私が確認した限り、亀岡市「斉政丹波堂」、吉川「池田製菓所」、神戸市北区「満月堂」、猪名川町「うませ」、川西市「上政」、宝塚市「一休」「日乃出庵」などで作られている。
…京都や滋賀で作られている同名の「でっちようかん」は能勢のとは全く違うものらしいです。
やっぱり能勢のでっちようかんが最高!
能勢は大阪府内とは思えないくらい周囲が山に囲まれた土地で、大阪平野に比べるとかなり冬場の寒さも厳しいはず。 この辺は、今でも同じ習慣が残っている他の地域とも気候が共通しています。
それと、能勢の有る北摂地域は、昔はその気候を活かした寒天作りが盛んだったそう。 また、周辺には小豆の産地も有るので、秋に収穫された小豆を使って水ようかんを作るのは自然だったのかもしれませんね
…能勢のでっちようかんが美味しい理由。能勢の風土と歴史が関係しているのですね。
ありがとう。くれべのでっちようかん。100年お疲れさまでした。
さようなら。