築100年の誇り高き酒屋「嶋田酒店」

2014年6月12日

能勢の「三黒三白」をご存知でしょうか?
三黒は、黒牛・栗・炭。
三白は、寒天・米・酒。
その中でも日本酒は、一時隆盛を誇り、能勢街道沿いに造り酒屋がいくつも点在していたそうです。

有名な3つの酒銘がありました。
「桜川」「秋鹿」「東松」

「桜川」を製造されていた能勢酒造さんは現在、ミネラルウォーターやサイダーの製造に移行され、残念ながら現在は銘酒「桜川」を飲むことはできません。
「秋鹿」は唯一、現在も飲めるお酒で、全国新酒鑑評会で金賞を受賞されるほどの全国的に評価の高い蔵元です。
そして、「東松(とうまつ)」。
このお酒も今はありませんが、当時の造り酒屋の建物をそのまま生かして酒店を営んでおられるのが、この「嶋田酒店」さんです。

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この圧巻の佇まいに、感動します。町の酒屋さんにはない風情があります。
店主の嶋田さんが自らしたためた書が、おおらかで、味わい深くて、良い感じなんです。

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これぞ古き良き酒屋の入り口です。
吊るされているのはスギの葉を集めて作られた杉玉。
造り酒屋の軒先に吊るされる杉玉は新酒が出来たことを知らせる意味があったそうです。

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店内はこのように非常にストイックな姿勢で貫かれています。
スーパードライとか、一番絞りとか、そんなものは、ここにはありません。

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能勢の地酒「秋鹿」。
蔵元自らが自営田で酒米を無農薬栽培するというこだわりの酒です。

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ひやも冷えています。

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能勢の地サイダー、地ジンジャーエールもキンキンに冷えています。

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お酒ではありませんが、能勢の山椒で作った醤油。
冷や奴にかけると美味いんです。

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そして、なんとオリジナルの日本酒も出されています!
「摂丹の霧」と「能勢の四季」。

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ご主人の嶋田さんは、「家村耕」と言うペンネームで明智光秀をテーマにした小説を書かれている作家でもあります。
書も絵画も文章も、マルチに手がけられる、まさに「風流人」。

ネットで何でも買える時代だからこそ、何処で何を買ったかにこだわりたいもの。
日本酒愛好家のみなさま、ぜひ大阪・能勢の嶋田酒店まで足をお運びいただいて、秋鹿の新酒を手に入れてください。

趣ある酒屋で、粋なご主人と語らい、手に入れた酒は格別の味がするでしょう。

嶋田酒店
住所:〒563-0121 大阪府豊能郡能勢町地黄905
電話:072-737-0205